2012年11月13日
協和キリン、「がん性疼痛治療剤」製造販売申請
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは13日、がん性疼痛に対する治療剤として開発中のKW-2246(フェンタニルクエン酸塩舌下錠)の国内製造販売承認を申請したと発表した。

舌下投与によるフェンタニルの速やかな吸収と鎮痛効果を主薬効としている。がん性疼痛による急激な痛み(突出痛)に対する治療剤で、2010年2月に製造販売申請を行なったが、新たなデータ集積が必要と判断しその後同申請を取り下げていた。

追加試験でも、本剤の有効性および安全性が確認されたことから、今回の申請となった。

同剤はオレクソ社(本社:スウェーデン)から導入した治療剤で、海外では「Abstral」等の製品名で販売されている。また、日本国内では、久光製薬(本社:佐賀県)と共同で実施(1ブランド2チャンネル)する方針を決めている。