2012年11月16日
日米欧三極特許庁長官合で「三極協力30周年宣言」採択
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は16日、京都で開催された日米欧三極特許庁長官会合の結果を発表した。それによると、三極協力は30周年を迎え、引き続きグローバルな特許制度の構築をリードしていくことで合意した。

また、世界の特許出願の約50%を占める三極特許庁として、これまでの経験を活かし、グローバルな特許制度の構築をリードしていくという決意を「三極協力30周年宣言」としてまとめ、採択した。

宣言では、出願人が安定的な特許を世界の各国・地域で円滑に取得できる仕組みの構築をリードし続けていくことを確認した。それを実現していくために、(1)審査結果を相互に利用する枠組みの改善及び拡大(2)特許審査の質、付与する特許の質のさらなる向上(3)特許法及び運用の理解と調和(4)IT基盤の整備(5)ユーザーとのコミュニケーションーに協力して取り組み、ワークシェアリングの更なる発展に向けて三極協力を継続、強化していくことを確認した。