2012年11月19日
富士フィルム、皮膚への浸透成分をナノ化した「AMA」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは19日、ハーブ植物「センテラアジアチカ」に含まれ、高い抗炎症作用を持つ3つの成分「アジア酸」、「マデカッソ酸」、「アジアチコシド」を複合した美白有用成分「AMA」を、世界最小クラスの20ナノメートルサイズまでナノ化した「ナノAMA」の開発に成功したと発表した。

通常の「AMA」と比較して、シミの原因となるメラニン生成を抑制する効果が約2倍と高く、有用成分を安定的にナノ化して浸透させることができることを皮膚モデル実験で確認した。

同社は今後、この「ナノAMA」を用いて、紫外線や環境ダメージなどの炎症ストレスから肌を守る、高い美白効果を持つスキンケア化粧品を開発していく方針である。