2012年11月20日
アステラス製薬、 肺がん剤「タルセバ」米国で追加適応申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラスは20日、米子会社のアステラス ファーマ US社(本社:イリノイ州)とジェネンテック社が米国で共同販促をするHER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤「タルセバ」(一般名:エルロチニブ)について、米国食品医薬品局(FDA)に追加適応申請を行ったと発表した。

今回の申請は、EGFR遺伝子変異を有する進行性の非小細胞肺がん患者を対象に実施した、タルセバとプラチナベースの化学療法の有用性を比較する、無作為化比較国際共同第3相試験の結果に基づく。

ロシュ・モレキュラー・ダイアグノスティックス社が開発した、非小細胞肺がん患者を特定するためのコンパニオン診断薬は現在、米国医療機器放射線保健センターで審査中だが、欧米では肺がん患者の10人に1人(約10%)、アジアでは10人に3人(約30%)がEGFR遺伝子変異を有すると推定されている。