2012年11月21日 |
昭和電工、福島県川内村の植物工場に栽培技術を無償提供 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は21日、福島県川内村に建設中の「川内高原農産物栽培工場」向けに、山口大学の執行正義教授らと共同開発した、「LEDを使用する高速栽培技術」(Shigyo法)を無償供与すると発表した。 Shigyo法とは、昭電のLED素子を使い、植物育成に最適な比率で赤色光と青色光を照射することによって、高収率で植物を生産する技術のこと。出荷サイクルが短かく、収穫量が増加する効果がある。 川内村は温暖な阿武隈高地の中央に位置し、古くから稲作が盛んな地域だが、福島第一原子力発電所の30キロ内にあるため、一部が警戒区域に指定された。現在一部は解除されて帰村も始まっているが、農地の復活は容易ではなく、村内での雇用確保も課題となっている。 こうした事情から同社では川内村が建設する植物工場(4500平方メートル)に栽培技術を無償提供し、復興事業を後押しすることにした。工場は現在建設中で、来年4月からリーフレタスやハーブなどの栽培が始まる予定だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1353465813.doc |