2012年11月26日
水素スタンドの基準圧力「82メガパスカル」に引き上げ
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省は26日、燃料電池自動車に水素を供給する水素スタンドの技術基準を、これまでの40メガパスカル(MPa)対応から82MPa対応に引き上げると発表した。(メガパスカルは圧力の単位で、1気圧=0.1MPa)。同日付で、一般高圧ガス保安規則及びコンビナート等保安規則の改正を公布・施行した。

同省では2015年からの燃料電池自動車の普及開始に向け、水素供給インフラなど環境整備を進めている。

82メガパスカル対応とすることにより、保安確保上、以下の措置が必要となる。
(1)安全確保のため、水素スタンド設備と公道までの距離を8メートル以上に延長する。
(2)40MPa水素スタンドと82MPa水素スタンドを併設する場合は、流入防止措置(逆止弁の設置)を講ずる。
(3)火災などにより、危険な状態になったときに、蓄圧器内の水素が安全に放出できる措置を講ずる。