2012年11月28日
積水化学、耐熱配管用「塩素化塩ビ樹脂」設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学は28日、アジア新興国を中心に塩素化塩化ビニル樹脂(CPVC)の需要が拡大しているため、連結子会社の徳山積水工業(山口県周南市)の生産能力を現有年産33,000トンから同40,000トンに増強すると発表した。投資額は非公開。完工は2013年夏の予定。

CPVC(Chlorinated PolyVinyl Chloride)は、塩ビに塩素を付加した特殊樹脂で、耐熱性に優れる特徴を持つ。このため給湯用・工業用・スプリンクラー用の配管材などの原料として使用される。

今後はアジア地域での需要伸長が見込まれるため、海外生産拠点の新設も視野に同事業の拡大を図っていく方針である。