2012年11月28日
富士フィルム、上部消化管用処置「内視鏡」新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは28日、早期がん治療の患者負担軽減をサポートする上部消化管用処置内視鏡の新商品として、病変を処置する際の操作性を向上した「EG-580RD」を開発したため、29日から富士フイルムメディカルを通じて発売すると発表した。

最近、食道がんや胃がん、大腸がんなどを開腹せず、内視鏡で観察しながら切除する「内視鏡的粘膜切除術」が注目され症例数も増加している。

だが、これには、高度な技術が要求されるため、その普及には処置具や内視鏡の改良による処置性、操作性の更なる向上が求められている。

新開発した「EG-580RD」には、スコープ先端から圧力のかかった水を噴射することで病変部や出血部位の視野を明瞭にできる「ウォータージェット機能」を搭載した。従来機種に比べて、スコープ先端部のウォータージェットノズルの位置を工夫し、送水性を改善した。このため病変部位を明瞭に確認しながら処置ができる。

標準ユーザー渡し価格(税別): 3,350,000 円


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1354069678.pdf