2012年11月29日
石化協「第1回保安トップ懇談会」活発な意見
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会は29日、“保安対策に経営トップの責任は大きい”として、小林喜光会長(三菱ケミカルホールディングス社長)を中心に、「第1回保安トップ懇談会」を28日同協会で開催し、活発な意見交換を行ったと発表した。

経産省から渡邊宏審議官と宮本昭彦化学課長、同協会からはエチレンセンター、誘導品メーカー計5社のトップが参加し、田村昌三・東京大学名誉教授をモデレーターとして意見交換した。保安問題で企業トップが話し合ったのは石化協では今回が初めて。業界の関心の高さを示した。引き続き今年度内に4~5回会合を開き、来春以降報告書を作成する予定だ。

会合では、(1)地味な保安への取り組みに光を当てサポートすることが大事だ(2)プラントのシステム充実と、常に現場が考えて対応することの両方が必要である(3)トップは常に本気で安全についてのメッセージを間断なく発信し続けることが必要だ、などの意見が述べられた。

また、政府に対しては、「本質的な保安対策と規制緩和が両立する方向での検討を望む」などの要望が出されたという。

<第1回 保安トップ懇談会 出席者>
小林 喜光 :三菱ケミカルホールディングス 社長
藤井 シュン : 丸善石油化学 社長
十倉 雅和 : 住友化学 社長
田中 稔一 : 三井化学 社長
西川 直規 : サンアロマー 社長
渡邊 宏 : 経済産業省 大臣官房審議官(製造産業局担当)
宮本 昭彦 : 経済産業省 製造産業局化学課長
髙梨 圭介 : 石油化学工業協会 専務理事

(モデレ-ター)
田村 昌三 :東京大学名誉教授

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1354167796.pdf