2012年11月30日
経産省、10月の鉱工業生産、化学・プラ製品とも上昇
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省は30日、10月の鉱工業生産動向(2005年=100、季節調整済み)速報値を発表した。

生産は前月比1.8%上昇の88.1、出荷は0.0%の87.6。在庫0.3%上昇の108.1、在庫率1.8%低下の128.1だった。

生産は電子部品・デバイス工業、輸送機械工業などが増加、化学工業、プラスチック製品も上昇した。情報通信機械、一般機械工業などは低下した。

製造業生産予測調査によると11月は前月比0.1%の低下、12月は同7.5%の上昇だった。

基調判断は、前月の「総じてみれば、生産は低下傾向にある」を据え置いた。

産業別動向で化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比1.2%上昇の83.3、出荷は同1.8%上昇の82.7と、ともに3カ月ぶりのプラス。在庫は1.6%減少の101.2、在庫率は6.0%低下の120.8だった。

プラスチック製品工業は生産が前月比3.9%上昇の86.5と4カ月ぶりのプラス。出荷は2.7%増加の84.5と6カ月ぶりのプラスとなった。在庫は同1.3%減少の94.4、在庫率は4.4%低下の110.3だった。