2012年11月30日
10月の石油統計速報、燃料油生産 4カ月連続前年割れ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省

資源エネルギー庁が30日発表した10月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,617万キロリットルで、前年同月比96.4%と、2カ月連続して前年を下回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  511万kl(前年同月比101.0%)
(2)アラブ首長国連邦 357万kl(同98.4%)
(3)カタール     152万kl(同87.1%)
(4)クウェート     130万kl(同125.3%)
(5)ロシア      100万kl(同111.4%)
だった。

同月の中東依存度は81.1%で前年同月比3.2ポイント減と、2カ月連続して前年を下回った。

燃料油の生産は1,448万kl、前年同月比97.4%と4カ月連続して前年を下回った。
油種別にみると、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油及びA重油は前年を下回った。

燃料油の国内販売は1578万Kl、前年同月比99.8%と11カ月ぶりに前年を下回った。ガソリン、軽油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、灯油及びA重油は下回った。

<10月のナフサ生産・出荷量> 単位:KL ( )前年同月比%
・生産   1,401,712(94.9)
・輸入   2,448,871(113.5)
・販売   3,483,541(99.4)
・月末在庫 1,852,070(102.5)