2012年11月30日
特許庁、PCT国際出願の予備審査管轄国をシンガポールに拡大
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

経済産業省・特許庁は30日、シンガポール知的財産庁との間で、12月1日から特許庁がPCT国際出願(特許協力条約に基づく出願)の国際調査・国際予備審査管轄国をシンガポールに拡大することで合意したと発表した。

今後は、シンガポールに出願されたPCT国際出願について、わが国の審査結果を提供することが可能となり、わが国企業が現地で生み出す研究開発成果が適切に保護されることになるとしている。

特許庁は、今後も引き続きASEAN各国を始めとしたアジア新興国のPCT国際調査・国際予備審査を管轄する国の拡大を図り、アジア新興国との知的財産分野の協力関係を強化していく方針である。

現在のわが国のPCT国際調査・国際予備審査管轄国は日本、韓国、フィリピン、タイ、ベトナムの各国となっている。