2012年12月03日
三菱ケミカル、被災地の子どもたちに化学の魅力発信
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス
熱心に説明をきく子どもたち

三菱ケミカルホールディングスは2日、東日本大震災で被災した岩手県釜石市と大槌町の小学生、保護者計68人を東京・大手町の本社に招き、ショールーム見学や簡単なものづくりを通して化学の持つ楽しさ、魅力をアピールした。NPO法人・グッドネーバーズ・ジャパンの東北支援イベントに協力し、東京にきた子どもたちを本社に迎えた。

貸切バスを降りた生徒たちは、本社ビル11階のショールームに入ったとたん、天井のLED照明を見上げて「ウヮー、きれい」を連発。

ずらりと並ぶパネルや商品のサンプルを前に、説明員が最新商品のつくり方や原料の大切さなどを説明した。みんな熱心に聞き入る。大きくうなずく子、隣同士ささやきあう子。

環境問題のコーナーで、説明員が「きみたち、低酸素社会って言葉、知ってますか?」ときくと、一瞬シーンと静まりかえった。次に「じゃあ、地球温暖化は?」ときくと、「知ってる、知ってる」、「聞いたことある」と急ににぎやかになっていた。

続いて、科学実験教室で、アクリル板を使って万華鏡つくったり、「光と色のふしぎ」を体験する実験を楽しんだ。

子どもたちは、化学の“現場”に多少でも触れたことで、環境問題への意識や、化学工業への魅力を感じ取っていたようだった。