2012年12月03日
「化石燃料のバイオ切り替え」国内クレジット制度で承認
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省、農林水産省

農林水産省、経済産業省、環境省が事務局を務める国内クレジット認証委員会は3日、「化石燃料からバイオエタノールへの切り替え」が、国内クレジット制度(国内排出削減量認証制度)の方法論として承認されたと発表した。

これは、バイオエタノールを導入し、現在利用されているガソリンなどを燃料転換した場合の二酸化炭素削減量を算定するための方法論で、これが承認されたことで、バイオエタノールを製造・導入した事業者の二酸化炭素削減量の譲渡が可能となる。

これにより、バイオエタノールの一層の利用促進が期待できる。

農水省では、バイオマス活用の一環として、国内クレジット制度の助成制度の利用促進など、バイオエタノール導入の後押しに取り組んでいく方針である。


<用語の解説>
■ 国内クレジット制
京都議定書目標達成計画(平成20年3月閣議決定)に基づく制度。CO2排出削減量を認証することで大企業などが国内クレジットを自主行動計画の目標達成に利用することができる。