2012年12月03日

NEDOなど、バイオガスの高効率・低コスト製造技術確立

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は3日、NEDOの「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」の一環として、NEDOとエネコープが牛糞尿、食品生ごみにBDF残渣（グリセリン）を適量混合し、バイオガスを高効率かつ低コストで製造する技術を確立したと発表した。北海道七飯町に試験プラントを完成させた。 試験プラントは、従来に比べ20％増のバイオガス製造を可能にするだけでなく、純酸素を用いて生物脱硫を安定的に行うことにより、コスト増の一因となっていた脱硫剤の使用量を従来に比べ70％削減可能と見込んでいる。 今後は、完成したプラントにより、長期運転による季節変化の影響等を検証し、高効率かつ低コストなバイオガス製造技術の確立に向けた更なる試験を実施していく計画である。 なお、試験プラントの施設規模は、処理能力が1日当たり14.5トン（搾乳牛風尿10.0トン、生ごみ3.0トン、粗製グリセリン数％）で、バイオガス生産規模は1日当たり680ミリ立法メートル。