2000年12月20日 |
バイエルとライオンデル、オランダでPO/SM併産設備新設 |
2003年にPO28万5,000トン/SM64万トン設備稼働 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:バイエル、ライオン |
独バイエルと米ライオンデル・ケミカルはドイツ現地時間の19日、オランダ・ロッテルダム近郊のMaasvlakteにおいて、PO(プロピレンオキサイド)年産28万5,000トン/SM同64万トンの併産設備を建設する、と発表した。投資額は5億ユーロで、2003年の稼動を予定しており、すでに両社のボードメンバーの承認を得ている。 バイエルのポリウレタン事業ゼネラルマネージャーのHans-Joachim Kaiser博士は、「バイエルにとってこのプロジェクトは、我々のPOの供給体制を安定化し、最適化するための重要なステップである。また、低コストでポリオールを生産するためのベースとなるPOの供給を長期的に確保できる」と述べ、さらに同社の必要とするSMの生産量ともほぼ一致することを強調した。 なおバイエルは、すでに世界最大のイソシアネートメーカーであるが、今年4月1日にライオンデルのポリオール事業を買収したことで、世界最大のウレタン原料メーカーとなっている。またライオンデルの事業買収時には、同社から長期的にPOの供給を受ける権利も取得している。 |