2012年12月06日 |
カネカ、台湾ITIRとのフレキシブルディスプレイ共同開発を加速 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは、フレキシブルディスプレイの事業化をめざし開発を急ぐ。2010年7月に台湾・工業技術院のITRIと共同研究契約を締結し研究を進めてきた。今後これを加速させる方針だ。 同社は、ディスプレイ分野におけるバックプレーンガラス代替のデファクト技術の確立を主眼に置き、次の4点を目的に同研究を進めてきた。 (1)将来の有機ELディスプレイへの適用が有望視されている酸化物TFTバックプレーンを対象とする (2)カネカが保有する樹脂材料(ポリイミドなど)のプロセス適合性・デポンディング技術の開発、バックプレーン及びパネルの性能評価 (3)開発した技術の台湾パネルメーカーへの展開 (4)台湾ディスプレイ業界におけるビジネス人脈及び研究人脈の開発 カネカは、台湾、韓国等でのユーザー直結型の研究開発、販売実現化を目指し、2020年には300億円の売り上げを計画している。 |