2012年12月11日
アステラス製薬、インフルHAワクチン第3相臨床試験進む
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は11日、UMNファーマ(本社:秋田市、平野達義社長)と共同開発中の季節性組換えインフルエンザHAワクチン「ASP7374」の第3相臨床試験が進み、被験者全例への治験薬接種を完了したと発表した。

臨床試験では、高齢被験者1,020名を対象に、同剤と承認済みの鶏卵ワクチンとの免疫原性及び安全性を比較検討し、既承認ワクチンとの非劣性を検討する。

新規ワクチンは、3種類の抗原からなる季節性組換えインフルエンザHAワクチンで、バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS (Baculovirus Expression Vector System) を用いた細胞培養法で製造している。

米国では、Protein Sciences Corporationが同ワクチンの臨床試験を終了し、現在、FDAが承認審査中である。