2012年12月12日
東レ、岡崎に吸着型血液浄化用浄化器の第2拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レはこのほど、重症敗血症治療のため、血中エンドトキシンを選択的に吸着除去する血液浄化器「トレミキシン」の製造設備を岡崎工場内に建設することを決定した。

同社はこれまで滋賀事業場で製造していたが、(1)欧米をはじめとする「トレミキシン」の海外事業展開を本格化させる(2)医療材製品の開発・製造能力を集約化して効率化を図るーことを狙いに、岡崎工場に第2拠点を新設することにした。投資額は約18億円で、「トレミキシン」の製造能力は倍増となる。

東レは救急集中治療分野の先駆けとして、エンドトキシン除去向けの「トレミキシンPMX-20R」を1994年から販売開始し、2001年にはカラムサイズを小さくした「PMX-05R」を、2011年には更にサイズを小型化した「PMX-01R」を上市、病態に応じたサイズを選択できるにした。