2012年12月18日 |
旭硝子、鹿島ケミカルを子会社化 ADEKAの持株取得 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子は18日、エピクロルヒドリンなどを生産する鹿島ケミカル(本社:茨城県神栖市、難波正義社長)の運営について、ADEKAが保有する全株式を取得することでADEKAと合意したと発表した。これにより鹿島ケミカルは、旭硝子が78.75%を出資する子会社となる。株式の異動日は12月25日の予定。 鹿島ケミカルは1968年、旭電化工業(現ADEKA)と旭硝子両社の共同出資で設立した。資本金は10億円で、株主構成は現在旭硝子とADEKAが各39.375%、三菱化学11.25%、三菱商事10.00%。 株式異動後は旭硝子78.75%、三菱化学11.25%、三菱商事10.00%となる。 鹿島ケミカルは現在、鹿島コンビナート地区にエピクロルヒドリン年産52,000トン、アリルクロライド同54,000設備を持ち操業中。エピクロルヒドリンは塩素とプロピレンを原料に生産する。 エピクロルヒドリンはエポキシ樹脂の原料として、自動車や電子分野を中心に今後も堅調な需要が見込まれている。旭硝子は同社の子会社化により、隣接する鹿島工場電解ラインのの安定稼動とコスト競争力向上につなげる。 <鹿島ケミカルの概要> (1)社名 鹿島ケミカル株式会社 (2)設立 1968年11月27日 (3)本社所在地 茨城県神栖市東和田30番地 (4)代表者 難波 正義 (5)資本金 10億円 (6)出資比率 (現状) 旭硝子39.375%、ADEKA39.375%、三菱化学11.25%、三菱商事10.00% (7)事業内容 エピクロルヒドリン、アリルクロライド等の製造並びに販売 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1355811830.pdf |