2000年12月19日 |
三菱化学、海外立地も視野にEG事業展開強化へ |
四日市の設備停止後も、海外商権は確保 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は、来年1月に四日市事業所のエチレン設備の停止にあわせEG(エチレングリコール)設備も停止するが、自消分を含む海外ユーザーへの供給ついては他社とのJV、OEMにより継続する方針で、2004~2005年のEG海外展開を視野に入れFSを本格化させる方針だ。 同社では四日市事業所のEG年産8万5,000トン設備休止により、鹿島事業所の26万7,000トン体制となり、日本国内で完結した供給体制を構築する。一方、海外では、出資するシンガポールのEGS(エチレングリコールシンガポール)からの引き取り枠約1万トンをもつが、既存ユーザーへの商権を継続するため他社からのOEMなどにより供給を継続するもの。 同社ではPETなどポリエステルダウンストリームのグローバル展開も加速させており、原料のEGについては全世界で年間約30万トンの自消を持っている。こうしたことから時期展開については、関係が深いサウジアラビアメーカーのみならず、欧米各社ともアライアンスも視野に海外立地を模索することになるとしている。 |