2012年12月19日
森VEC会長、「塩ビ窓枠の普及に努力 欧米水準目指す」
【カテゴリー】:行政/団体(実績/統計)
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の森俊三会長(信越化学工業社長)は19日の定例記者会見で、塩ビ樹脂の内需拡大の一環として「塩ビ窓枠の普及に努める」と強調した。「すでに住宅エコポイント制度は終了したが、それでも節電、省エネの流れの中で需要が拡大している」とし、「欧米並みの水準を目指したい」と語った。

VECは同日、11月の塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の生産・出荷実績を発表した。
PVCの生産は9万3501トン、前年同月比13.2%減で5カ月ぶりに10万トン台を割り込んだ。
国内出荷は9万2868トン、同1.5%減で2カ月連続9万トン台をキープした。輸出は、生産減を反映した1万3697トン、同52.3%の大幅減になった。出荷総計は10万6565トン、同13.3%減で32カ月連続の前年割れになった。

国内出荷の内訳は、主力の硬質用が5万2521トン、同0.9%減で4カ月ぶりに前年割れとなった。
軟質用が2万1809トン、同7.5%減で2カ月ぶりに前年割れ、電線・その他が1万8538トン、同5.0%増で5カ月連続の前年比プラスとなった。

一方、VCMは、生産が14万1016トン、前年同月比11.6%減で16カ月連続の前年割れとなった。
国内出荷が10万2082トン、同12.5%減で2カ月連続の前年割れ、輸出が3万1826トン、同36.8%減で14カ月連続の前年割れとなったため、出荷総計は13万3908トン、同19.8%減で16カ月連続の前年割れとなった。


ニュースリリース参照

○塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1355893163.xls

○塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1355893163.xls