2012年12月19日 |
11月のPS、生産・国内出荷とも5万トン台をキープ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は19日、11月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産出荷実績を発表した。 PSの生産は5万3694トンで前年同月比23%増、2カ月連続で5万台をキープした。 国内出荷は5万4415トン、同3%増で2カ月連続して5万台をキープした。この結果、1-11月の生産は57万6344トンで前年同期比8%減、国内出荷は56万3943トンで同6%減と、いずれも大きな目安である60万トン台を維持できる見通しとなった。 国内出荷の用途別実績をみると、主力の包装用が9月以降3カ月連続して前年比プラスを継続して堅調で、OPS、乳酸菌がプラスで貢献している。フォームスチレン(FS)用は7月以降増加傾向となっており、11月も9%増で、PSP、ボードともプラスとなっている。電機・工業用は前月水準を維持したが前年同月比2%減で、デジタル家電、生活家電、事務機器がマイナスとなっている。繊維雑貨用は6000トン割れとなった。 輸出は1600トン台と低調が続いているが、出荷総計は5万6018トン、同4%増で2カ月連続のプラスとなった。 一方、SMの生産は、定修明けで全工場が稼働状態になったが22万2575トン、前年同月比8%減で12カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は前年並み、輸出が同17%減となったため、出荷合計は21万7720トン、同10%減で20カ月連続の前年割れとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1355890315.pdf |