2012年12月21日
11月の可塑剤生産・出荷、「復興需要まだ見えず」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会は20日、11月の可塑剤生産実績を発表した。

DOP(フタル酸ジオクチル)生産は7月以来つづいていた前年比増にストップがかかったが、出荷は6月以来プラスをキープ。ただ、DINP、アジピン酸系など他の可塑剤は、たまにしか前年水準に達せず年間累計では前年を下回っている。

「全体的にはまだよくない。去年の水準とあまり変わらず、回復したという印象もない。住宅関連では電線や床材、壁紙向けが動いていない。復興需要は予想以上に遅い」と、業界では需要の動向を見守っている。

<11月の可塑剤実績> 単位:トン ( )対前年同月比%

【生産】
(フタル酸系)
◇合計   16,703 (86)
・DOP    9,086(82
・DBP      103(76)
・DIDP      0(ー)
・DINP    6,959(113)
・その他    555(112)
(アジピン酸系)
◇生産合計   1,411(89)

【出荷】
◇合計   19,761 (102.7)
・DOP   12,742(105.9
・DBP      117(93.6)
・DIDP     333(93.8)
・DINP    6,029(97.6)
・その他    540(97.5)

(アジピン酸系)
◇生産合計   1,448(98.6)

(注)フタル酸系のその他にはイソフタル酸、テレフタル酸系を含む。

ニュースリリース参照

http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1355982291.xls