2012年12月25日
三井化学、岩国大竹工場 レゾルシン事業から撤退
ハイドロキノンは来年1月再開、サイメンも年央復旧へ
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は25日、今年4月に爆発・火災事故が発生した岩国大竹工場でのレゾルシン・プラントの再建を断念し、今年12月末で事業撤退することを決定したと発表した。

岩国大竹工場では現在、「レゾルシン」、「サイメン」、「ハイドロキノン」の3プラントが停止中で、このうち「サイメン」は千葉の市原工場で代替生産している。

「レゾルシン」は、プラント再建を検討してきがこれを断念し今年12月末で事業撤退することを決めた。
「サイメン」は、生産再開までは市原工場で代替生産を継続し、2013年央を目標にプラント復旧を目指す。

また、「ハイドロキノン」は、発災したレゾルシン・プラントと類似施設のため、事故調査委員会で承認されたレゾルシン・プラントへの再発防止策と同様の改善対策を実施し、当局に改善完了報告書を提出していたが、今月21日に承認を得た。このため来年1月をめどに稼働を再開する。

なお、岩国大竹工場では、これら停止3プラントを除き、すべてのプラントが稼働している。