2013年01月03日
【年頭所感】日本化学工業協会会長・高橋恭平氏
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会
高橋恭平会長

日本化学工業協会の高橋恭平会長(昭和電工会長)は2013年の年頭所感で、業界の最重要課題としてまず「保安・安全の確保」を挙げ、「化学産業が目指すべき目標である“市民権”を得ていく上でも最大の使命であり、大前提である」と、企業の保安対策強化を強く訴えた。

昨年末に発足した安倍新内閣が“日本経済の発展”を前面に打ち出していることに大きな期待を示し、「大型補正予算が実現し、金融緩和が進めば日本経済の下支えとなり、企業業績の改善にも結びつく」と歓迎の意向を示した。

その上で、化学産業からの要望点として、(1)昨年9月に野田内閣が打ち出した「革新的エネルギー・環境戦略」の根本的見直し(2)TPPなどの経済連携の推進ーの2つを挙げた。

さらに、「化学産業には、高機能な素材やプロセスをユーザー産業に提供していくマザー・インダストリーとして、日本経済を支え、貢献していく役割がある」と、新しい年への意気込みを示した。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1357179149.doc