2013年01月07日
【年頭所感】昭和電工・市川秀夫社長「事業モデル再設計」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工
市川秀夫社長

昭和電工の市川秀夫社長は、年頭あいさつで「これからは従来と同じ事業をやっていたのでは生き残れない。新たな製品・技術を創出し、事業モデルを再設計していく必要がある」と、意気込みを表明した。

「これまで日本経済をけん引してきた電機・エレクトロニクスなどの組立型産業は、この数年の間に国際競争力を失い厳しい事業運営を余儀なくされている。素材・部材を提供してきた当社グループも、従来と同じ事業内容では生き残れない。長年蓄積してきた技術を生かし、新たな製品や需要市場を創出していくため、事業モデルを再設計する必要がある」と強調した。

そのために、「国内では製品の高付加価値化による既存のマーケットから新たな領域へのシフト、海外では成長・拡大する中国、ASEAN諸国をはじめとする新興市場の深耕」という2つの戦略を同時に進めると力を込めた。

また社員には、“成長軌道への回帰に向け、一人ひとりが前向きに果敢に課題へ取り組んでほしい”と訴えた。