2002年05月13日
ダイアインスツルメンツ「イオンクロマトグラフィー」用試料の自動燃焼化装置発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学の全額出資子会社、ダイアインスツルメンツ社(神奈川県茅ヶ崎市、島川勝之社長)は13日、イオンクロマトグラフィー用新型全自動試料燃焼装置を開発したため「AQF-100」として発売したと発表した。

 イオンクロマトグラフィー装置は、水溶液中のイオン成分を分離、分析して物質中の硫黄、ふっ素、塩素等の元素の濃度や含有量を測定する機器だが、液体以外の固形試料を測定する場合は試料を燃焼酸化させ、元素を吸収液に吸着するなどの前処理が必要となる。
 
 「AQF-100」は独自の燃焼技術を利用して、前処理工程を自動化した燃焼専用装置で、イオンクロマトグラフィー装置と組み合わせることによって、試料の燃焼、吸着、イオンクロマトグラフィー装置への注入が全自動でできるようにした。
 
 価格は標準型の全自動タイプで1台約450万円。初年度100台、4億5,000万円の売上げを見込んでいる。