2013年01月08日
NEDO、ミャンマーでバイオ燃料発電の研究協力事業
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、ミャンマー国内で籾殻ガス化発電の運用性を向上させるための研究協力事業を実施すると発表した。

精米所に設置された籾殻ガス化発電機が頻繁に停止する原因となっているタール混入を抑えるため、半炭化した籾殻燃料を個体のブリケット燃料に加工する装置やタールを除去するフィルター、排水浄化技術を複合させたシステムを導入し実証試験を行う。発電機能の停止頻度を減らすとともに、籾殻減容化、排水浄化の実現を目指す。

ミャンマー工業省・商業省は、全国約3万カ所にある精米所にこれらの技術の普及を目指すとともに、籾殻ガス化発電による余剰電力を近隣地域へ供給することで無電化地域の電化を促進させる計画である。

NEDOは、同事業の実施にあたりバイオ燃料会社(本社:東京都江東区、丸山富丈社長=東京電力100%出資)を助成先に選定した。

また、NEDOはミャンマーの地場産業育成と日本の技術輸出を併せて推進することにしている。