2013年01月09日
日立化成、重慶に感光性フィルムのスリット加工拠点完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日立化成

日立化成は9日、中国でプリント配線板回路形成用感光性フィルム事業を拡大するため、重慶市に新たにスリット加工拠点を完成したと発表した。昨年7月に設立した「日立化成工業(重慶)有限公司」が年産2400万平方メートル設備を完成した。1月下旬から稼動開始する。

スリット加工拠点とは、生産工場で製造された原反フィルムをユーザーの要望に応じた幅にカットして供給する拠点のこと。

中国は、電子産業の発展に伴い、感光性フィルムの供給先であるプリント配線板メーカーの生産が大幅に増加している。同社はこれまで、内陸部の顧客には沿海部(蘇州、東莞)のスリット加工拠点から出荷してきたが、今後は迅速な対応が可能となる。

<日立化成工業(重慶)有限公司の概要>
社名 : 日立化成工業(重慶)有限公司
所在地 : 中国重慶市巴南区界石鎮
資本金 : 2億円
設立 : 2012年7月31日
出資者 : 日立化成(中国)投資有限公司 100%
代表者 : 董事長 野村 好弘
従業員 : 約20 名(稼動開始時)
事業内容: 感光性フィルムのスリット加工及び販売
スリット能力: 年間2,400 万平方メートル
稼動開始予定 : 2013年1月下旬


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1357697838.pdf