2013年01月09日
二国間オフセット・クレジット制度で日・モンゴルが合意
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

環境省によると、1月8日(現地時間)にモンゴルのウランバートルで清水武則駐モンゴル日本国特命全権大使とサンジャーズレン・オヨーンモンゴル自然環境・グリーン開発大臣との間で、二国間オフセット・クレジット制度で合意し、二国間文書に署名した。これにより、二国間オフセット・クレジット制度が正式に開始される。

二国間オフセット・クレジット制度というのは、途上国への温室効果ガス削減技術、製品、システム、サービス、インフラなどの普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への貢献を定量的に評価する制度のこと。日本にとっては削減目標達成に活用することができる。

<日・モンゴル二国間文書の概要>
(1)日・モンゴル間の低炭素発展パートナーシップの推進のため、両国は二国間オフセット・クレジット制度を創設し、運用するための合同委員会を設置する。
(2)両国は同制度の下での排出削減及び吸収量を、国際的に表明したそれぞれの温室効果ガス緩和努力の一部として使用できることを相互に認める。
(3)同制度の透明性及び環境十全性を確保し、これを他の国際的な緩和メカニズムには使用しない。