2013年01月15日 | |
日本触媒、光学・電子材料向け「ジルコニアナノ粒子」開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日本触媒 |
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日本触媒は15日、レンズなどの光学材料向けとなる「ジルコニアナノ粒子」を独自に開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。2013年度後半をめどに姫路製造所に量産化設備を完成し本格事業化に乗り出す。 ジルコニアは、ジルコニウムの酸化物で、透明・高い屈折率を持つのが特徴。同社は独自の触媒技術・有機合成技術を応用してジルコニウムナノ粒子を開発した。「粒子そのものよりも、表面処理することで使用段階で凝縮せず70%まで濃度が上げられる」点で画期的としている。 この粒子を樹脂に分散させることで、屈折率、アッベ数(光の分散率を示す指標)、誘電率、熱安定性などが向上するため、用途としてレンズやディスプレイ等の光学材料、電子材料分野に最適となる。 同社では今後、さらに市場規模の拡大が見込まれるスマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末ディスプレイ分野への展開に注力したいとしている。3年後の売上高3億円を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1358224410.pdf (英文) NIPPON SHOKUBAI announces developing novel Zirconia Nanoparticles supplied as dispersions・・・ http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1358224410.pdf |