2013年01月17日 |
カネカ、自動車内装用塩ビPSCの供試を開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは、連結子会社の龍田化学(本社・東京都中央区、長野武士社長)を通じて、自動車内装用塩化ビニルパウダースラッシュコンパウンド(PSC)市場に参入するため、このほど自動車メーカー、成形メーカーへの供試を開始した。 自動車内装用インストルメントパネル(インパネ)PSCには現在、主にポリウレタンが使用されているが、最近は軽量・低コストなどから塩ビ樹脂が見直され、自動車メーカーの間でも採用が増えてきた。 インパネ用表皮材は、自動車内装用表皮材の中で最も高い品質が要求される。カネカは、同社が保有する塩ビ樹脂技術とPSCに関するノウハウ、龍田化学が持つインパネ用表皮材配合技術を融合し、耐熱特性と耐寒特性の両方が要求されるインパネ用表皮材向けにシームレスエアーバック対応のPSCの開発に成功した。 2013年10月からPSCの本格生産を開始する計画で、2年後7億円、5年後30億円の売り上げを目指す。 |