2013年01月22日

カネカ、塩ビ樹脂 2月16日から値上げ　15円以上

【カテゴリー】：市況 【関連企業・団体】：カネカ

カネカは22日、塩ビ樹脂の価格修正実施を発表した。 2月16日出荷分から1キログラム当たり15円以上の幅で値上げを行う。 汎用PVCのほか、塩ビペーストレジン、架橋塩ビ、酢ビコポリマー、塩素化塩ビなど全品種を対象に実施する。 このところ円安の進行もあってナフサ価格が高騰し、国産価格は60,000～62,000円/KLを想定せざるを得ない状況となっている。ユーティリティコストの上昇も収益の圧迫要因となってきた。 現在の塩ビ樹脂価格は国産ナフサ価格50,000～52,000円/KLを前提としたもので、最近の原料価格の高騰は自助努力のみで吸収できる範囲を超えている。事業存続のためにも需要家への価格転嫁を実施せざるをえないと判断した。