2013年01月23日 |
武田薬品、中国事業体制強化へ貿易会社を設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:武田薬品工業 |
武田薬品工業は、中国におけるナイコメッド社との事業統合を通じた事業運営体制を強化するため、このほど上海に貿易会社「武田(中国)国際貿易有限公司」(TCIT)を設立し、営業を開始した。 TCIT社は、武田薬品グループのグローバルな製造サイトで生産された製品に関する中国における輸入窓口として機能し、それらの製品を武田薬品の中国における物流拠点の武田薬品(中国)有限公司に販売していく。 中国は武田薬品にとって売上高で7番目に大きい市場であり、同社の新興国事業の成長を牽引する市場であると位置づけている。同社は、1994年に中国市場への進出を果たし、現在、開発・製造・販売機能を有している。 中国の医薬品市場は2016年までにアジアで最大かつ世界で2番目の規模になると予測されている。同社は、中国市場の伸びを上回る成長を果たしている製薬企業の一つであるとともに、最大の日系製薬企業となっており、2012年度から2016年度の年平均売上高成長率は29%を見込んでいる。 |