2013年01月25日
大日住友薬・小野薬品「リマプロスト」効能追加の開発中止
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬と小野製薬の両社は25日、両社が共同開発した神経系薬「リマプロスト」の「手根管症候群に対する効能・効果」の追加を目的とした開発を中止したと発表した。

同剤は、経口プロスタグランジンE1の誘導体製剤で、1988年に「閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛・冷感などの虚血性諸症状の改善」を効能・効果として承認された。2001年には「後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)の改善」の効能・効果を追加取得した。現在、「オパルモン」(小野薬品工業)「プロレナール」(大日本住友製薬)としてそれぞれ販売中。

両社はさらに「手根管症候群」に対する効能追加を目的として共同開発してきたが、これまでに実施したフェーズ2試験で期待した有効性が確認できなかった。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1359089039.pdf

(英文)
Discontinuation of Development for the Additional Indication of Carpal-Tunnel Syndrome,・・・
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1359089039.pdf