2013年01月25日
協和キリン、新規がん化学療法剤、第3相試験で有効性確認
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは25日、がん化学療法による発熱性好中球減少症を対象として開発中のKRN125(一般名:ペグフィルグラスチム)について、悪性リンパ腫及び乳がんに対する国内第3相臨床試験で、有効性・安全性を確認したしたと発表した。

同剤はがん化学療法による好中球減少症の治療薬、G-CSF製剤「グラン」をペグ化した長期持続型のG-CSF製剤。
グランでは連日投与が必要だが、同剤はがん化学療法1サイクルに1回の投与で効果を発揮する。このため簡便性に優れ、患者の負担軽減が期待される。

今回、悪性リンパ腫及び乳がんを対象にした第3相臨床試験で、有効性・安全性が確認された。同社は今年中に製造販売承認申請を行う方針である。