2000年12月14日
石化協調べ、11月の主要製品生産軒並み前年割れ
海外市況悪化響く、2ケタ台減産6品目も
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は14日、主要石化品の11月生産実績をまとめたが、原料高や海外市況悪化による輸出の減少から16品目(塩ビ2品目を除く)中12品目が前年割れとなった。
 エチレンは62万9、300トンで前年比7%の減少だが、LD(低密度ポリエチレン)は14万5、800トンで13%減、HD(高密度ポリエチレン)9万8、600トンで13%減、EO(エチレンオキサイド)7万8、100トンで11%減、AN(アクリロニトリル)5万4、700トンで11%減、トルエン11万9、400トンで13%減、キシレン36万6、100トンで11%減など6品目は2ケタ台のマイナスとなった。定修は第1浮島(川崎)の1プラント(前年ゼロ)。
 1~11月のエチレン累計生産量は695万7,000トンで前年同期比0.5%増と、増加ペースがさらに縮まった。石化各社は12月も減産体制を継続中だ。

http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200011p.html">2000年11月主要石化製品生産実績(表)