2013年02月01日
三井化学、京葉エチレンから離脱で合意
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は1日、丸善石油化学、住友化学と3社合弁で運営している京葉エチレン(KEC)から離脱することで各社と合意した発表した。

同社は1995年、京葉エチレンに資本参加(出資比率 22.5%)した。
だが、近年の中東や中国でのエチレンプラント新増設ラッシュによる需給バランス緩和や、シェールガス革命を背景に今後米国で予測されるエチレン生産能力急増などの事業環境の激変を受け、抜本的な構造改革が必要と判断した。

同社は出光興産と千葉ケミカル製造有限責任事業組合(千葉LLP)を通して市原地区エチレンセンターの再構築検討を進め丸善石油化学、住友化学にも参加を呼び掛けてきた。今回、3社間で協議した結果、三井化学がKECから離脱することで合意した。2014年度末の実施をめどに実務面など細部の協議に入る。