2013年02月04日 |
帝人・第3四半期 大幅減益、通期純利益ゼロ見込み |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人が4日発表した2012年4-12月連結決算は、世界経済減速の影響を受け大幅な減収減益となった。 最終利益は前年同期比ほぼ半分の862百万円だった。 ポリエステル繊維など素材事業全般の販売が低迷した。医薬品も薬価改定や競合激化の影響を受けた。 炭素繊維は航空機用途が引き続き順調に推移し、一般産業用途も北米でシェールガスの生産拡大に伴い圧力容器向け需要が堅調だった。特殊ポリカーボネート樹脂はスマートフォン、タブレット端末のカメラレンズ用需要の増大に対応するため生産体制を強化中。 欧州の景気減速の影響が予想以上に大きく、米国、中国にも急激な経済回復が望めないなどから通期予想を下方修正した。通期ベース最終利益はゼロの見込み。 【帝人・第3四半期(連結)業績】単位:百万円 ( )前年同期比増減率% ◇売上高 543,095(△8.8) ◇営業利益 10,150(△66.6) ◇経常利益 8,477(△73.1) ◇当期純利益 862(△94.3) ◇1株当たり純利益 0.88円(15.34円) <2013年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 740,000(13.4) ◇営業利益 14,000(△58.9) ◇経常利益 10,000(△70.8) ◇当期純利益 0(△100.0) ◇1株当たり純利益 0.00円 |