2000年12月13日 |
ポリカーボネート、第3次値上げ交渉が本格化へ |
帝人化成/住友ダウも来年1月から値上げ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:住友ダウ、帝人、帝人化成、三菱エンジニアリングプラスチックス |
PC(ポリカーボネート)は、依然として需給タイトな状態が続いているが、国内最大手の帝人化成、また住友ダウが値上げを打ち出したことにより、今後交渉が本格化していく見通しだ。 これまでPCの値上げは、昨年末と今年半ばの2回にわたって実施されている。今回の3次値上げは、原油価格の上昇にともなう採算の悪化などを理由として、すでに三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)や出光石油化学が10月にキログラム当たり20~25円の値上げを打ち出していた。また、主原料BPA(ビスフェノールA)の値上げは、11月までに決着している。 このような状況の下、国内最大手の帝人化成が、来年1月出荷分からキログラム当たり20円の値上げを打ち出したほか、住友ダウも来年1月15日出荷分から20円(300キログラム未満の小口は同50円)の値上げを打ち出した。またPCシートでも値上げ交渉が始まっており、ようやく値上げ交渉が本格化すると見られる。 |