2000年12月13日
日本スチレン工業会、11月のPS・SM需給実績まとめる
PS輸出は下期初の前年割れ/SMは内需堅調も輸出は20%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は13日、PS(ポリスチレン)およびSM(スチレンモノマー)の11月生産出荷実績をまとめた。
 これによると11月のSM生産は、26万7,042トンと前年同月比7%増加した。出荷のうち内需は、GP・HIPS(ポリスチレン)が2%減少したほか、FS向けが2桁の減少、合成ゴム、AS樹脂も前年を下回ったものの、不飽和ポリエステルが32%増を記録、ABS樹脂向けも9%増加し、トータルでは19万5,311トンと4%増加した。また輸出は、6万1,430トンと20%減少し、合計出荷は25万6,742トンと2ヵ月連続で3%減少した。
 これに対しPSは、2%減の9万2,424トンと10万トン台を割り込んだ。出荷は内需が8%減の8万3,682トンで、内訳を見ると、FS用がかろうじて1%増を記録したほかは、全ての用途で前年同月を下回った。一方輸出は6月以降増加傾向にあったが、11月は1万779トンと1%減少し、この結果、合計出荷は8%減の9万4,461トンとなった。
 詳細は別表の通り。

http://www.c-nt.co.jp/data/sm/sm2000.html">2000年スチレンモノマー生産出荷実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/ps/ps2000.html">2000年ポリスチレン生産出荷実績(表)
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