2000年12月13日
三菱化学、来年3月末に水島のイソノニルアルコール設備を停止
協和発酵への生産委託などで供給は継続
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は13日、水島事業所に有している年産3万5,000トンのイソノニルアルコール(INA)設備について、2001年3月末をめどに停止する、と発表した。
 同社はオキソアルコール事業多様化の一環として、1987(昭和62)年7月からINAの生産を続けてきた。事業運営は操業開始以来厳しい状態が続いており、これまで原料購買や製造、物流面などあらゆる観点から合理化や収益改善に努力してきた。しかし、今後INA需要の成長は期待できるものの、さらなる収益の改善は見込めないと判断、停止を決定したもの。
 なお、これまで国内外の需要家向けに販売していたINAについては、協和発酵工業への生産委託などで対応、供給を継続していく考え。