2013年02月13日 |
昭和電工、フェノール樹脂 50円以上値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は13日、フェノール樹脂「ショウノール」の値上げを実施するため、ユーザーとの交渉を開始した。 値上げ幅は、◇固形、粉末製品 50円以上/Kg ◇液状製品 50円以上/Kg(固形換算分)で、2月20日出荷分から実施する。 フェノール樹脂は耐油・耐薬品性、機械的強度、耐火性などに優れた熱硬化性樹脂で、用途は塗料、断熱・防音材、摩擦材、研磨材などのほか、最近は電子材料や構造材料、カーボン材料分野で需要が伸びている。 フェノールとホルマリンを合成して製造するが、このところフェノールの原料であるベンゼン価格がアジア市場で上昇している。ホルマリンも円安等の影響で上昇傾向にある。こうしたコストの上昇は自助努力のみでの吸収が困難なため転嫁せざるを得ないと判断した。 |