2013年02月13日
武田薬品、医療用注射剤の自主回収で行政処分
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は13日、昨年12月に実施した医療用注射剤「アリナミンF5注」の自主回収について、薬事法違反への行政処分として大阪府から「改善命令書」を受けたと発表した。

また、製造委託先である日本製薬大阪工場は同日、同じく薬事法違反への行政処分として、2月14日から25日までの12日間の「業務停止命令書」を受けた。

武田薬品に対する業務命令は、「アリナミンF5注」について、レベルが貼付されていないアンプルが充填されている組箱1箱が発見されたこと、またアリナミン注射液でなく、誤って「必須アミノ酸であるメチオニンとブドウ糖の混液」が充填されていたことに対して出された。

同社は、改善命令書の指示に従い、改善報告書を速やかに大阪府に提出することにしている。