2013年02月19日
中外製薬、「オキサロール軟膏」特許侵害で4社提訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は19日、同社が保有する尋常性乾癬等角化症治療剤「オキサロール軟膏」の製法特許を侵害しているとして、同製品の後発品販売者である岩城製薬、高田製薬、ポーラファルマおよびこれら後発品原薬の国内管理人であるDKSH ジャパンの4社を相手取り、同日、東京地方裁判所に特許権侵害行為の差し止めと、仮処分命令を申し立てる訴えを起こしたと発表した。

「オキサロール軟膏」は、中外製薬が創製した活性型ビタミンD3 誘導体である「マキサカルシトール」を有効成分とする角化症治療剤で、尋常性乾癬、魚鱗癬群、掌蹠角化症、掌蹠膿疱症の4疾患に効能・効果を有している。

同社では「革新的な医薬品を目指す当社にとって、研究開発の成果である知的財産は重要な資産であり、これを侵害する行為に対しては、今後も厳正に対処する」としている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1361254931.pdf