2013年02月22日
協和キリン、「ロイナーゼ」筋肉内投与承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは21日、悪性リンパ腫などに投与される抗がん剤「ローナーゼ(注用5000、同10000)」について筋肉内投与の用法・用量で追加承認を取得したと発表した。

同剤はアスパラギナーゼを主成分とした、抗悪性腫瘍酵素製剤で、血中のL-アスパラギンを分解減少することで腫瘍細胞の増殖を抑制する。ただ、副作用として治療中に過敏症を発症した場合は、それ以降の投与ができず、治療を完遂できなかった。

このため従来、静脈内投与に限られていた用法の追加承認を申請していた。筋肉内投与の場合は静脈内投与に比べて過敏症発現率が低いことが報告されている。