2013年02月25日
三井化学、シリコーン系表面改質材「イクスフォーラ」新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は25日、ポリエチレンなどのポリオレフィン材料に少量添加することで、製品の表面をシリコーンリッチに変える画期的な新素材「イクスフォーラ」(Exfola)を開発、子会社の三井化学ファイン(東京都中央区、木岡護社長)を通じて試験販売を開始したと発表した。

ポリオレフィンに少量(3~10%)添加することで、表面をシリコーンと類似の物性(離型性、撥水・撥油性、耐摩耗性)に変えることができる。従来のシリコーン系改質材の欠点だったブリードアウト(添加剤の染み出し)による汚染や転写・効果の経時変化、成形性低下といった課題も解決する。

また、フィルム・シートをはじめ射出、ブロー、インフレーションなど、どのような成形方法にも適用できるため今後は電気・電子材料、自動車材料、建材、食品包装、医療用材料、産業資材など、幅披露用途に展開する。年間売上目標は5億円。


ニュースリリース参照
○シリコーン系表面改質剤「イクスフォーラ」の開発について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1361760991.pdf

(英文)
○Development of Silicon-based Surface Modifier EXFOLA
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1361760991.pdf