2013年02月27日 | |
三菱樹脂インフラ、炭素繊維で住宅補強の新工法共同開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
|
三菱樹脂インフラテック(本社:東京都中央区、佐々木真人社長)は27日、竹中工務店など6社と炭素繊維シートを使って建築物の柱や梁を補強する新工法(CFRP波形定着工法)を共同開発したと発表した。日本建築総合試験所から技術性能証明の認定を受けたため今後、本格販売を開始する。 炭素繊維シートは軽量で強度に優れていることから、これまでも柱や梁の補強に使用されてきたが、建築物の柱はその一面が壁に接していることが多く、壁にスリット(すき間)を設けて巻きつけるなど、工事に手間がかかっていた。 新開発した工法は、柱に開けた孔にCFRPロッドを通し、CFRP波形プレートで固定する。金属材料を使わないため軽量で錆の心配がなく耐久性に優れる、現場での施工作業が軽減され、工期の短縮や品質の安定が図れる、などの特長がある。 三菱樹脂インフラテックと竹中工務店、コンステック、サンコーテクノ、ボンドエンジニアリング、コニシの計6社で共同開発した。このうち。三菱樹脂インフラテックと接着剤メーカーのコニシの両社が材料を提供し、残りの4社は施工を受け持つ。 なお、三菱樹脂インフラテックは、三菱樹脂の環境・住宅資材事業部とライフライン事業部、同分野を中心とした三菱樹脂販売(当時)、製造子会社の菱琵テクノを統合して今年1月1日付で発足した、三菱樹脂グループ中核企業の一つ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1361937561.pdf |