2013年02月28日
東洋エンジ、インドネシア・アンモニア設備受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリングは28日、インドネシアの大手ガス製造会社、スルヤ・エスカ・ペルカサ(SEP)傘下のパンカ・アマラ・ウタマ(PAU)が、スラベシ島中部スラベシ州ルウク地区に建設するアンモニア・プロジェクトを受注したと発表した。

日産2,000トンのアンモニア製造設備とユーティリティ設備を新設するもので、契約形態は設計・調達・工事、試運転の一括請負となっている。米国KBR社のアンモニア技術を起用し、プロジェクトの実行は、TOYOが出資する現地エンジニアリング会社イーカーペーテー(IKPT)と共同で行う。完成は2015年度第2四半期の予定。

スラベシ島にあるセノロ・ガス田とトイリ・ガス田で生産される天然ガスをベースに、尿素肥料やアクリル系繊維などの化学品原料となるアンモニアを生産する。国産ガスの有効利用と高付加価値化を実現する。

東洋エンジニアリングは、インドネシアでは1970年代から多くのプラント建設を手がけてきた。これまでの経験が今回の受注につながった。

<受注概要>
■ 客先 : パンカ・アマラ・ウタマ(PAU、PT Panca Amara Utama)
■ 受注者 : 東洋エンジニアリングとIKPTの共同受注
■ 建設地 : インドネシア、スラベシ島中央スラベ州ルウク地区
■ 対象設備: アンモニアプラント(日産2,000トン、米国KBR技術)およびユーティリティ付帯設備
■ 役務内容: 設計、機器資材の調達、工事、試運転までの一括請負
■ 完成予定: 2015年度第2四半期

(注) パンカ・アマラ・ウタマ(PAU、PT Panca Amara Utama)は、天然ガスからLPGとコンデンセートを生産するインドネシア大手のガス製造会社スルヤ・エサ・ペルカサ(SEP、PT Surya Esa Perkasa Tbk)が59.98%を出資するアンモニア製造会社。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1362016767.pdf

(英文)
TOYO Awarded Ammonia Project in Indonesia
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1362016767.pdf